少額しか負けない人との比較
競馬の世界には、何度馬券を購入しても少額しか負けない人が少なからず存在します。一方で、何度馬券を購入しても大きく負けてしまい、ほとんど競馬で勝つことができない人も多いです。なぜこれらの違いは生じてしまうのでしょうか。
これには、馬券購入時に関するスタンスの違いがあるからです。馬券を購入するときには、将来的な利益を求めて回収率という数値を重要視しなくてはいけません。回収率は、翌的中率と比較される数値として有名なものです。100円の馬券を購入したときに、回収率が100%を超えていれば購入した馬券をそのまま元の100円まで戻せている計算になります。競馬は、控除率の関係で統計的な回収率がだいたい75%から80%に収まるようになっているため、普通に馬券を購入している人は必ずこの範囲に収束していきます。
一方で、大きく競馬で勝つことができる人は、この回収率を重視することによって短期的な損失を考慮に入れないというスタンスを取っていることが多いです。例えば、的中率が数%しか存在しなくても、将来的に回収率が120%になると分かっている投資法があれば、それに賭けることでプラスにすることが可能です。少額しか負けない人は、常にこうしたスタンスで競馬を購入しています。